10年くらい前の話ですが、お墓参りの帰りに滋賀県の161号線で見た信じられない光景を見ました。
それは渋滞中で、どの車もノロノロと走っている中での事、数台前にいたワゴン車の窓が開いたと思ったらゴミの詰まったスーパーの袋がそこにゴミ箱があるが如く捨てられ、更に「これも忘れてた」とばかりにジュースのパックも投げ捨てられました。
それも二車線の追い越し車線(右車線)にいる車がわざわざ左側の窓から捨てたので、そのゴミ袋は道路のど真ん中に放置されました。
「何考えとんねん」と憤慨しながらも、運転中でもあり結局何も出来ずにその横を通り過ぎた時に何とも言えない空虚感を感じていました。
いや、本当は何も出来なかったではなくて、しなかったのかも…
そんなモヤモヤが残っていた事をふと思い出していました。
ところでご存じの方も多いと思いますが、シンガポールという国はゴミひとつ落ちていないきれいな町並みだそうです。
それは、ゴミのポイ捨てをすると罰金を科せられるからです。
道にツバや痰を吐いたり、駅の構内、地下鉄やバスの中で飲食をしても罰金が科せられます。
観光客であろうとも特別扱いは一切無く、公共の場所を汚すと罰せられるのです。
実際シンガポールに行ったら、ちょっと緊張してしまうかも知れませんが、思えばごく当たり前のマナーさえ守っていれば何も問題はないのです。
でも我が日本の町並みを眺めた時に、前述の話は特別としても当たり前のようにゴミがあちこちに落ちています。
たぶん幼稚園くらいに教わった、「ゴミはゴミ箱に捨てましょう」っていうごく普通のマナーが、守られていないのが現状です。
でも、こんな話もあるんです。
サッカー日本代表のサポーター組織「ULTRA'NIPPON (ウルトラスニッポン)」という名前は聞かれた事がありますでしょうか?
1992年に誕生した日本では老舗のサポーター組織ですが、会員規約やメンバーを規定する定義も存在しない全くの任意団体だそうです。
つまり日本代表を応援したい気持ちがあれば、誰でも、「ULTRA'NIPPON 」の一員になれるのです。
そんな「ULTRA'NIPPON 」ですが、TVの取材なども度々あるみたいで、私もそんな取材番組で「ULTRA'NIPPON
」を知り、その時にその代表が言っていた事で覚えている話があります。
サッカー日本代表のイメージカラーはブルーなので、いつの頃からか「ULTRA'NIPPON
」では青いゴミ袋を膨らませてそれを手に応援するスタイルが出来たそうです。
そして、試合終了後はみんなが周りのゴミをそのゴミ袋に詰めて帰るんだそうです。
もちろん国内の試合だけでなく、海外遠征の際にも全く同じ事をするそうです。
この行動に、海外のサッカー関係者やサポーターがビックリしたそうです。
試合内容に関わらず、異常な程マナーの良い日本人サポーターとして有名になっていったといいます。
この行動には、罰金・報酬など金銭に一切関係なく、ただ自分達の意思だけでされた事です。
強いて言うなら競技におけるサッカーでは後進国の日本ですが、サポーターは世界一と思われたいという意思があったのかも知れません。
日本人ってそういう事が出来てしまうんですよね。
じゃあ、自分は何が出来るんだろう?
結局、忘れられないモヤモヤを感じるくらいなら、まず落ちているゴミは拾おう。
それに周行に関わっているんだから、琵琶湖に行った時は特に念入りに……
それぐらいからでも、始めてみようと思います。