白鬚神社
高島市鵜川に鎮座し猿田彦大神を祀る神社で、近江国最古の神社とされます。
全国に約300社あるといわれる白鬚神社の総本社であり、湖中に朱塗りの大鳥居があり、国道161号線をはさんで社殿が立つ姿から「近江の厳島(いつくしま)」とも呼ばれています。因みに、本殿から鳥居を望むとその先に沖島を拝む事が出来ます。
社伝によると垂仁天皇の二五年、倭姫命により社殿を創建した事から1900年に及ぶ歴史が始まります。
慶長年間には本殿・若宮社・伊勢両宮及び八幡三社が、豊臣秀吉の遺命を受け、豊臣秀頼が片桐且元を奉行に命じ、播磨の大工の手によって造営されました。
1190年には源頼朝が鰐口(わにぐち)を奉納、足利将軍もたびたび参拝するなど、戦国武将に広く信仰されていたそうです。
また、湖上に浮かぶ鳥居の絶景に導かれるように多くの人々がこの地を訪れており、境内には紫式部、与謝野鉄幹・晶子、松尾芭蕉の歌碑が立っています。
神社境内の奥(山側)には、「白鬚神社古墳群」と呼ばれる4基の円墳(径10m程)があり、古墳時代後期に多い群集墳の1例として考えられています。
そのうちの1基(1号墳)は内部の横穴式石室が開口しており、これは「天の岩戸」と呼ばれ神聖視されています。石室手前には祠が設けられ、これを岩戸社と呼んでおります。